横浜市港南区・上大岡駅前・矯正歯科専門クリニック
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矯正治療Q&A

矯正治療Q&A

Q

矯正歯科治療の期間はどのくらいですか。

A

年齢や歯の状態によって異なりますが、小児期の第一期矯正歯科治療では1年〜2年位、永久歯列期の第二期矯正歯科治療では2年〜3年位かかります。

Q

通院間隔はどのくらいですか。

A

歯に装置をつけて歯を動かす治療の時期は、1か月に1回程度の通院が必要です。
歯を動かす治療が終了し歯の安定を図る時期には、3か月〜6か月毎の通院となります。

Q

矯正治療というのは、どういうことをするのですか。

A

矯正治療は、歯並びやかみ合わせを良くして、できるだけ自分の歯を長持ちさせ、そのひとを機能的にも心理的にも健康にすることが最大の目的です。
きれいな歯ならびは、虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)の予防の第一歩。また、子供の悪い歯ならびは、アゴや顔かたちに関係するばかりでなく、からだ全体の成長や発育にも影響します。
矯正治療は、口の中の健康だけでなく、からだの健康増進にも大きくかかわりのあるものなのです。

Q

悪い歯ならびをそのままにしておくと、どういう影響がありますか。

A

歯をよくみがけない部分ができて、虫歯や歯肉炎(しにくえん)、歯槽膿漏(しそうのうろう)の原因にもなり、歯の寿命を短くします。
歯は食べ物をかみくだき、すりつぶして消化しやすくするので、歯が悪いと消化器官だけでなく、発育にも大きな影響を与えます。
そのため、きれいな歯ならびにする必要があるのです。
昔から「健全な精神は健康な体に宿る」といわれますが、歯ならびが悪いとそのひとの性格や考え方にも影響があるものです。
治療によって、内気で無口だったひとが、快活に変身することが多いのです。

Q

なぜ歯ならびが悪くなるのでしょうか。

A

顔かたちが親に似るように、歯やアゴも遺伝によってそれぞれ両親の形質を受けつぎ、大なり小なり歯ならびに影響を及ぼします。
また、発育段階での悪いクセ(たとえば指しゃぶりや上下の前歯の間に舌を出すなど)や鼻づまりで口をあけて呼吸する場合には、開咬や出っ歯になる例が多くみられます。
乳歯が虫歯などで早い時期に抜けた場合、奥の大臼歯が前の方に移動して歯のはえる場所が足りなくなり、八重歯や乱杭歯になったりします。
このほか生まれたとき、口蓋裂のため手術したことでアゴが狭くなり、歯ならびが悪くなるという例もあります。 

Q

矯正治療にはどんな方法がありますか。

A

矯正治療には取りはずしのできる装置や口の中に入ったままの固定式装置などいろいろ使用します。
取りはずしのできる装置には、歯を移動させるために、口の中で使用するものと口の外でつかうものとがあります。
取りはずしのできない装置は、歯に固定するので確実な効果が得られ、広い範囲の治療に対応できるので多く用いられています。
歯ならびの状態により矯正歯科医が現状を診断し、装置を決定しますので、説明をよく聞いてください。

Q

矯正治療には年齢制限がありますか。また治療は、何歳くらいが時期的にいいでしょうか。

A

これまで矯正治療は、子供だけのものと思われがちでしたが、おとなになってからでも治療ができます。ですから、矯正治療にはほとんど年齢制限はないといえるでしょう。
治療の時期についてですが、悪い歯ならびにはいろいろな形のものがあり、その原因や状態、程度は個人によって全く違っています。
たとえば、上下のアゴの骨に大きなズレがあるような受け口や出っ歯は、アゴの骨が成長している時になるべく早く、乳歯の時期から治療を必要とすることもあります。
一方、永久歯がはえ揃ってから治療した方が、短期間に効率よく治療できる場合があります。            
このように、症例により治療の時期が違うので、一概に時期的には何歳頃が最適かということはできません。この意味からも、なるべく早く矯正治療医に相談することが望ましいのです。

Q

矯正治療の時期・費用は、だいたいどのくらいですか。健康保険は適用されるのでしょうか。

A

歯ならびの状態や年齢、難易度などの条件が違いますから一概にはいえませんが、治療をはじめるまえに歯の型を採り、また顔の骨格や歯のはえ方など外から見えない部分を調べるために、X線写真をとって検査します。
この検査結果をもとにして、治療の方法や期間、料金が算定されます。健康保険は、唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)による悪い歯ならびの治療および、顎変形症などの治療以外は適用されません。
治療期間は、簡単な技術でなおせるものであれば約1年ぐらい。乱杭歯など歯ならび全体をなおすものは、1年半から3年かかります。
しかし、成長発育に関連する治療(受け口など)は時として7~8年もかかることがあり、気長な治療が要求されます。
歯ならびの状態、治療のやり方、費用とその支払い方法などについては、矯正歯科医の側から治療をはじめる前に、詳しい説明があります。納得がいくまでおたずねください。 

Q

矯正治療中、痛かったり不快感はありませんか。

A

固いアゴの骨にはえている歯を動かすのだから、さぞかし痛いだろうと思いがちですが、実際は弱い力で少しずつ動かしていくので、痛みや不快感は想像するほどではありません。
はじめて矯正の装置をつけた時は、3~4日程度は「歯が浮いた」「固い物がたべられなかった」という人がいますが、何もつけていない自分の歯にくらべて少し感じが違うのは、しかたのないこと。
1週間くらいで馴れるものです。その後は、日常生活にほとんど影響がありません。

Q

矯正治療のために、歯を抜くことがありますか。

A

矯正治療では、なるべく大事な歯を抜かずに、美しい健康な歯ならびにすることを考えますが、将来の歯ならびやかみ合わせのために必要と思われる場合は抜くことがあります。
たとえば、出っ歯、ねじれた歯や乱杭歯は、アゴの大きさと歯の大きさの不調和からおきているので、かみ合わせを良くするためには、歯を抜いて治療することが多くなります。
歯の移動の関係から、犬歯の後第一小臼歯という歯を抜くことが多いのですが、抜いた歯のスキ間は歯を動かすことによって隙間が残るという心配はありません。

Q

矯正治療中、食事などは普通にできますか。また、食べてはいけないものがありますか。

A

矯正の装置が入った時には歯が浮いたような状態になり、歯をかみ合わせると痛みを感じることがあります。
3~4日たって痛みがなくなると、今までどおりに食事はできますし、1週間もすれば不思議なほど口の中は馴れてしまうものです。
矯正中は、矯正装置をこわす恐れのある固い食べ物、粘着性のあるガムやあまいキャンディーなどは避けてください。

Q

子供が指をしゃぶるのは、歯ならびによくないそうですが、どのような影響があるのでしょう。

A

幼児の指しゃぶりは、ある面では本能的ともいえます。しかし、5~6歳になっても指をしゃぶっていますと、上アゴの歯を前に押し出して、出っ歯になったり、あるいは上下の前歯の間に隙間ができて物がかみ切れなくなることがあります。
子供の歯ならびに悪い影響をおよぼすと思われる悪いクセがある時には、早めにご相談ください。

Q

子供の矯正治療中、転勤することになった場合どうしたらいいでしょうか。

A

治療中に転居される場合、転居先付近の矯正歯科医あるいは大学病院矯正科をご紹介します。
また先方へわたす歯の模型・X線写真、治療の記録などの資料や紹介状をお渡ししますので、早めにお申し出ください。