横浜市港南区・上大岡駅前・矯正歯科専門クリニック
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不正咬合の種類

不正咬合の種類

叢生(乱ぐい)の症例

歯が重なり合っている状態で、歯が大きかったり、あごが小さかったりすることが原因です。このような場合は、虫歯や歯肉炎になりやすいです。
矯正治療は永久歯がそろったあとでもできますが、前歯が永久歯に生え替わる頃に一度ご相談ください。
歯の重なりが少ない場合には、早い時期から治療を開始することで、最終的に永久歯を抜かずに治療を進められることもあります。
また、将来、歯を抜くとしても、この時期に前歯をそろえる治療が効果的なことがあります。

上顎前突症の症例

指しゃぶりなどが原因で、前歯が前に出てくることがあります。
上顎前突には、上あご自体や上あごの歯が前に出ているタイプと、上あごには問題なく、むしろ下あごが引っ込んでいて上あごが出ているようにみえるタイプがあります。
成長期の治療では上あごが出ていれば後退させ、下あごが引っ込んでいれば前に引き出します。成長期に、上下のいずれが解消しないときには、小さい下あごに合わせて上あごの歯を抜いて治療を進めなければならないこともあります。

反対咬合の症例

下あごが上あごより前に出ている状態です。3歳児健診などでよく見られますが、前歯が乳歯から、永久歯に生え替わる頃に自然に治ることもあります。なかなか治らない場合には、矯正治療を開始しましょう。
小学校卒業頃まで放置しておくと、下あごが過剰に伸びてしまうことがあります。そうなったら大変。場合によっては、矯正治療とあごの手術とで治療を進めなければならないこともあります。なお、あごが前だけでなく横にずれているときは、乳歯だけの時期でも治療を行った方がよいでしょう。

開咬症の症例

上下の前歯が開いていて、咬み合わない状態をいいます。
前歯で食物を咬み切ることができず、会話をしていても息が漏れてしまいます。原因の多くは口呼吸や指しゃぶりですが、 12歳臼歯や親知らずが生えるとともに開咬になることもあります。指しゃぶりがあれば4歳頃までには止めさせましょう。その後も開咬が続くようであれば矯正装置による治療が必要になります。舌を突き出すくせがあれば、矯正治療とともに訓練で改善します。